新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版
1 よって、送り仮名に「ヲシテ」とある と が残る。なお、「使」 「もし」と訓んで仮定条件を表わすことがあるが、「老狙」 次に考えてほしいのは、使役がどの動詞にかかる (ひきいる)」 「之(ゆく)」 「求(もとむ)」 自然である。つまり、狙公は老狙に「(グループ) ということである。ただし、訓みとしては最後の動詞にのみ助動詞「しむ」を付ける。よって、 が最 も適当と判定できる。 のように訓読したら、「之」と 「求」に使役がかからず、文意が通らない。 センター漢文でも 使役形は句法のうちで最頻出 であったが、いくつかのバリエーションがあるので (本問のように複数の動詞にかかるというのもその一つ)、分かっているからと侮らず、基本となる形を 押さえておこう。 正解 問3 書き下し文と解釈の組み合わせを問う問題 傍線部でまず注目すべきは 「与」 だ。動詞としては「あたふ」 「あづかる(関係する)」 「くみす(味方す る)」 、返読文字としては「と」 「よりは」、副詞としては 「ともに」、終助詞としては 「や」 「か」など、多く の訓み・意味があるが、文末にあるので返読文字と副詞の可能性はない。また、選択肢を見ると、 と は「与ふる」 「か」と重複して訓んでいるので誤り。残る ・ ・ は「か」という訓みで一致して 3 4 のように 1 3 1 3 5 1 2 4 主語である「狙公」と 「老狙」の関係から考えても、 は文頭に置かれた場合、
か、ということである。傍線部の一文には、「率 という三つの動詞があるが、そのすべてにかかると考えるのが を率いさせ」「山中に行かせ」
「老狙をして」と使役の対象として訓むことは明らか。 を主語としている点で誤りである。 「草木の実を求めさせた」
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