新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版

第 2 講 皮日休『原謗』

4 て句法の理解が求められる。『新・ゴロゴ漢文』を活用して句法の完全マスターを図ってほしい。 正解 B= C= 問4 訓読に関する問題 傍線部中に二つある「之」の訓みがポイントだ。 「之」には、動詞として「ゆく」、指示代名詞として 「これ」、格助詞として 「の」という三つの訓みがある 。 まず、一つめの「之」は、 「これ」と訓む ・ と、「の」 と訓む ・ ・ に分かれるが、「これ」 だ とすると、傍線部の前に指示するもがない。ここは格助詞で「者」にかかる (後「の」~者) と取るべき である。よって、 ・ ・ が残る。次に、二つめの「之」も、 「尭・舜」と「行」という名詞どうしを 結んでいるので、格助詞と捉えられる。よって、 が消去される。 残る と を見ると、「為」 を は「ためにす(ためにせざる) 」と訓み、 は「なす(なさざる) 」と 1 2 3 4 5 3 4 5 4 3 5 3 5

2 訓む点が異なるが、ここは文脈から判断しよう尭・舜のような名君でさえ民から謗りを受ける。なら ば、それに及ばい君主はひどい仕打ちを受けて一族が滅ぼされても不思議ではない(折而族之、不為 甚矣)ということであるから、 では合わない。よって、 が正解と判定できる。 いま、「之」の訓みで選択肢を絞ってから文脈を参照したが、返り点や訓読が問われている問題では、 文脈に頼らない解き方 を徹底してほしい。文脈から判断しようとすると読み間違えたときに修正が利 かなくなる。まずは傍線部中にあ句法や語を手がりに考え 正解 3 5 5

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