新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版

2 ことがある。 本文では傍線部に続いて、古詩の試験でいつも成績最上位者(冠軍)であったというのであるから、 「詩賦を得意とする」と解釈すべきであろう。選択肢を見ると、 「特技」がこの意味に最も近い。他の 選択肢は、「善」の字義にそぐわない。よって、正解は と判定できる。 進行するということから「病気」を意味するようになり(疾病・疾患など) 、病気は苦しいのであるか ら、「苦しむ・悩む」 (疾苦)・ 「にくむ・ねたむ」(疾視・疾怨など) といった意味が派生した。「嫉妬」も 問1 語句問題 ⑴ 「善」は、客語となる名詞の「詩賦」の上にあるので、文構造的に動詞であると考えられる 合、形容詞「善し」の連用形 「善く」に、サ変動詞「す」 をつけて「よくす」と訓み、 ができる」の意を表わす。善悪の善の意味ではない。なお、 「能」も同様に、動詞化して「よくす」 、早く

。動詞の場 「~を得意とする・~ と訓む

2 ⑵ 「疾」は、矢のように早いことを表した会意文字で、原義は「早い」であるが(疾走・疾風など) 「疾妬」と記すことがある。 本文は、前日に深酒して試験中に寝てしまった銭明経を、他の受験生は毎回首席なのを妬んで起こさ なかった(傍線部A・問3で後述) という文脈であるから、 「憎悪」が最も適当である。 「閉口」は字 義にそぐわない。 「病気」・ 「迅速」・ 「苦痛」は文脈に合わない。よって、 正解は と判定できる。 語句問題は、とにかく漢字の意味に即して考えることが肝心だ 。そして、繰り返すが、漢和辞典とお 友達になろう。引いた分だけ漢字に強くなり、読解力もアップする。 正解 ⑴= ⑵= 5 4 1 2 3 5 2 5

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