新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版
第 5 講 姚元之『竹葉亭雑記』
問2 訓みの問題 ア 第3講問1で解説したように、「竟」は、動詞では 詞の「大酔(す) 「すでに」と訓む字としては、「既」 のほかに、傍線部Bにある「已」などがある。 このように、同じ漢字が繰り返し出題されることがある。だからこそ、本文に出てきた分からない漢 字は漢和辞典を引こう。 。もとは耳たぶのように曲がりくねった様 子を表した文字で、そこから、竹のようには割り切れず、間を置く気持ちが込められて、 「そこで」 「や と訓む。傍線部 「をふ」、副詞では「つひに」
と訓む。本文では、 動 。よって、「つひに」が正しい。
1 ウ 「安」は疑問詞で、理由を問う場合は「いづくんぞ」、場所を問う場合は「いづくにか」
イ 「乃」は接続詞として「すなはち」と訓む(第3講問2参照) のある漢詩の解釈から判断するのは難しいが、すでにアとイで正解は と確定しているので、選択肢 にあるとおり「いづくんぞ」と訓む。むしろ、本問で訓みが分かったうえで、問6の解釈問題に取り組 むというのが実戦的であろう。 漢文に限らず、現代文や古文でも 設問どうしが連動している ことがあるので、前問の解答を次の問題 に生かすこを考えると、スピードアップにつながる。また、順番に解いていたときは分からなかった が、後の問題の解答を確定させたうえで前の問題に戻ると分かるというようなこともある。いずれにせ
」の上にそえられているので、副詞であると判断できる むなく」 などの意で用いられる。本文においても、爆睡する銭明経のそばを通り過ぎた役人(納巻者)が、 どうしたものかと思いつつもうすぐ試験終了であると告げたというニュアンスが、乃」の語で表現 されている。
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