新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版

第 5 講 姚元之『竹葉亭雑記』

1 4 4 それでは問題に行こう。本問の漢詩の形体は七言絶句なので、偶数句と第一句(起句)で韻を踏むは ずだが、第一句が「望」 ( bou )、第四句が「間」 ( kan )で、韻がそろっていない。このような場合は、第 一句を踏みおとしと考えて、偶数句の方を優先させよう。選択肢を見ると、「間」( kan )と同じ韻なの は、 「淡」 ( tan )と 「山」 ( san )の二つだ。 ここからは解釈で正解を確定させよう。ポイントは、 空欄を含む「数点 」 がその直前の「一片白 雲」と対の関係になっている ということだ。この点を踏まえて と を比較すると、 が「白い雲の 切れ間 「数本の淡い光」と対になっていないのに対し、 は「ひとひらの白い雲」 「幾つかの山」と対に なっている。よって、 が正解であると判定できる。 本問では解釈も求められたが、まずは押韻を優先して考える。これが鉄則だ。 正解 問6 理由説明問題 学使の銭に対する評価、傍線部の直前で「此人胸中不知呑幾雲夢」と述べられている。直訳すれば、 「この人(銭)の心にはどれだけ広大な湿原 (雲夢)が広がっているか測り知れない」である。銭の想像力 の大きさを比喩的に表現したものと捉えられる。 では、学使はなぜそのような評価をしたのだろう。銭試験時間終了間際に大急ぎで作った七言絶 句、とりわけ第三句・第四句の内容に踏み込む必要がある。 傍線部ウの「安」の訓みは、問2ですで理由を問う 「いづくんぞ」で確定してる。また、 「(得) ン」 a 4 1 4 1 4

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