新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版
1 と送り仮名がされているので、 反語 である。これを踏まえて、まずは直訳してみよう。「どうしてわが 身を天柱の頂点に置い、さかさまに日月が人の世界の間を動いているのを見ることができようか。い や、できない」となる。 さらに踏み込めば、「置身天柱頂」というのは絶対に不可能なことであるから、 「(できないけれども) 見てみたいものだなあ 願望・詠嘆の気持ちが込められている と解釈できるだろう。 そのように考えれば、ありえないことまで思い浮かべる想像力の大きさを学使は「此人胸中不知呑幾 雲夢」と評価したのだと分かる。 以上の内容を踏まえて、選択肢を吟味しよう。 冒頭の「求めていた形式と異なる作品であることに不満はあった」が本文にナシ。また、 「駆けおり たい」にあたる文言も漢詩中にない。 と同様に「違う形式の作品を提出したことは問題ではある」が本文にナシ。また、 「逆方向に運行 する」は詩の解釈として誤り。「倒看~」 は上下さかさまに見るということである。加えて、「詩の奇抜 時間的余裕がないの 「型破りな発想」を学使が「 高く評価した」ということもない。 1
2 で幻想的な着想」も「呑幾雲夢」という評価からズレる。 「逆に上から眺めてみたい」という詩の解釈、「詩の気宇壮大な着想」という学使の評価、ともに本 文の内容に合致している。 「違う形式の作品をあえて提出した大胆さ」が誤り。問4で見たとおり、賦を作る で七言絶句を作ったまでである。また、その 3 4 5
4 と同様に「要求されていた形式とは異なる作品を提出しても気にしない大らかな性格」が誤りだ
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