新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版
問5 解釈問題 「以A為B」は、 「以為」と熟語にして「おもへらく」と訓むことがある。 傍線部は、Aにあたる「厚‐薄」と、Bにあたる 「以厚為隆、 以薄為殺」となる。そのようにして解釈したのがそれぞれの選択肢である。「隆」を「ていねいに教え (る)」 、「殺」を 「いいかげんに教える」と解釈している点は、全ての選択肢に共通する。よって、「厚‐ 薄」の意味するところが正解を決めるポイントとなる。 そこで、傍線部の直後にある、「亦た笑ふべし(亦可笑矣) 」という文言に注目しよう。傍線部のよう 「ていねいに教え」たり「いいかげんに教え」 たりと態度を変える最近の教師ども(今教子 「AをBとみなす」の意 「隆‐殺」が対になっており、分解すれば、 。「為」には
「思う」の意があり、
1 弟)は、笑止千万だと張無垢は言うのである。 選択肢を見よう。 「評判」、 「報酬」、 「期待」、 「温厚」、 「親密」と並んでいて、どれ が教師として最もうべき態度であろうか? ギャラが高ければ一生懸命教えるけれども、安ければ適 当になるというのが一番みっともない。よって、 は と判定できる。 これに対して、張無垢はどんな家の子弟を教えるときも一点の嘘偽りの心も生じない(不敢萌一点欺 心)という。それゆえ、本文の筆者(周煇 は、その大きく充実した忠実な真心は敬って仰ぎみるべきだ (渾然忠厚之気、可敬而仰之)と称えたのある。 正解 2 3 4 5 2 2 「Aを以てBと為す」と訓み、 に「厚‐薄」で
80
Made with FlippingBook - Online catalogs