新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版

第 7 講 『欧陽文忠公集』『韓非子』

問1 語句問題 共通テスト初年度でも、語句問題は出題された 。同じ意味の漢字を選ぶ形式も、センター試験で見ら れたものである。繰り返すが、ふだんの学習から気になる漢字は漢和辞典を引いて、漢字力・語彙力を 強化していこう。 ア 「徒」は、副詞では「ただ」 と訓み 、「惟」 「唯」 「但」 「特」などとともに、限定形で用いる。ただし、波線 部のある句には「ノミ」という送り仮名がないので、限定形ではなく 前に述べた内容を保留する 意味で 用いられている。「伯楽は外見から良馬を見抜くが、千金に値すると知までで、王良のように馬の性 は副詞で「いたづらに」とも訓むが、同じ意味の漢字が選択肢にない。 の意。熟語で「固有」という場合は、

1 質をも心得ていたわけではないということである。 選択肢で同様の意味で用いるのは、同じく「ただ」と訓む 「只」である。 「復」は「また」 、 「当」は再読文字で「まさに~べし」 、 「好」は「このむ」 「すく」「よい」 、 「猶」は再読文字で「なほ ~ごとし」と訓む。なお、「徒」 イ 「固」は、副詞として「もとより」 と訓み 、「もともと・はじめから」 の意で用いられる。 と合わせて「強固」 と言うが、この場合は「かたい」の意ある。 同じ意味の漢字を問う問題であったが、アもイも訓みで正解の選択肢を選ぶことができた。また、イ は熟語を作ることが手がかりなった。このように、語句問題では、訓読みと熟語という二方面から考 えよう。 2 3 4 この意味である。選択肢で同じ意味で用いるのは、 「本」である。「本」 も「もと」と訓むし、熟語で 「本能」 「本来」というように、「もとからある」 「強」は、「固」 5 5 1

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