新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版
第 7 講 『欧陽文忠公集』『韓非子』
5 問5 解釈問題 傍線部に送り仮名がなく、解釈だけを求める問題 というのは、センター試験では見られなかったが、 試行調査ではあった(第8講で扱う)ので、今後コンスタントに出題される可能性は十分にある。ただ し、解き方は返り点を付ける問題と変わらない。傍線部中の句法や語に着目すことである。 本問では、二つある「則」がポイントだ。もちろん「~ればすなはち」 と訓み、仮定条件を表わす。選 択肢を見ると、 「後ろにつかれると」「前に出ると」 、 「後れると」「前に出ると」 は仮定の訳し方と して適当であが ・ ・ は「則」を踏まえた解釈になっていない。よって、この時点で選択肢は 二つに絞られる。 次にポイントとなるのが置き字の于だ。体言(名詞) の前に置かれ、英語の前置詞のような働き をする置き字の「於・乎・于」には、受身・比較・動作の対象の三つの意味がある。傍線部ではどれに 当たるかを見極めるうえで、 傍線部の一文が前半と後半とで対句の関係にある ことに注目しよう。 後 則 欲 逮臣 ⇔ 先 則 恐 逮于臣 ※句形や返読文字・再読文字に着目すると選択肢が絞れる ! 1 5 2 3 4 惟 意 レ 所 二 欲 適 一 惟だ欲して適 ゆ く所を意 おも ひて
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