新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版

98 【問題文Ⅰ】 【問題文Ⅰ】 私には千里を走る馬がいる その毛なみと骨格のひきしまって美しいことよ 速く走れば疾風のようで 陽光の下で影を残すこともない ゆっくり走れば大道にふさわしく 駆ける足音は五音の音階にかなう 馬には前脚後脚があるが 走る速さは私の意のままである 手綱は私の手の動きに応じ 瑟琴のように調和している 東西に南北に 山に林に上り下りして行く ただ私が行こうとするところ 中国全土あまねく訪れることができる このような境地にまで至れものか 人馬一体で互いに侵すこともない 伯楽は外見で馬を見分けたが 書き下し文 現代語訳 吾 われ に千 せん 里 り の馬 うま 有 あ り 毛 もう 骨 こつ 何 なん ぞ䔥 せう 森 しん たる 疾 はや く馳 は すれば奔 ほん 風 ぷう のごとく 白 はく 日 じつ に陰 かげ を留 とど むる無 な し 徐 おもむ ろに駆 か くれば大 たい 道 だう に当 あ たり 歩 ほ 驟 しう は五 ご 音 いん に中 あ たる 馬 うま に四 し 足 そく 有 あ りと雖 いへど も 遅 ち 速 そく は吾 わ が心 こころ に在 あ り 六 りく 轡 ひ は吾 わ が手 て に応 おう じ 調 てう 和 わ すること瑟 しつ 琴 きん のごとし 東 とう 西 ざい と南 なん 北 ぼく と 山 やま と林 はやし とを高 かう 下 げ す 惟 た だ意 い の適 ゆ かん欲 ほつ する所 ところ にして 九 きう 州 しう 周 あまね く尋 たず ぬべし 至 いた れるかな人 ひと と馬 うま と 両 りやう 楽 らく 相 あひ 侵 おか さず 伯 はく 楽 らく は其 そ の外 そと を識 し るも

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