大学受験教育系YouTuberデータブック1.01

の中にはとある理由で学校に行けな い子や、文転(※理系から文系に転 向すること)により歴史の授業の一 部を受けられなかった子、学校の授 業についていけない子など、さまざ まな事情を抱えた子がいます。そう いった子はクラスの 4 ~ 6 人と少な い数ではありますが、今の学校教育 ではカバーしきれない部分でもある ので、授業動画が役立っていたらう れしいです。また、YouTube 動画な ら何度も繰り返しみることができま すし、ゆっくり止めながらでもみる ことができます。自分に合った使い 方をしてもらうことで、学校教育で カバーできない生徒をフォローでき るのが授業動画なんです。 そうですね、押さえるべき内容としては 同じです。ただ、実際の授業と授業動画 とではそれぞれ異なる良さがあるので、 表現の仕方としては少し違うかもしれ ません。例えば、リアルの授業では生 徒の反応がみれたり、生徒に問いかけ ができたりするのがメリットですよね。 ー実際の現場での授業と動画内での授業は、 連動しているのでしょうか?

好意的な反応が多かったですね。動画 を上げることにより、他の教員にとっ ては比較対象ができるので、良くも悪 くも参考になったようです。教員は普 段 1 人で授業をし、他の教員の授業を 覗ける研究授業も年 1 ~ 2 回と多く ありませんので、比較対象ができただ けで喜んでもらえました。特に年配の 先生が「動画参考になったよ」と言っ てくださるのがうれしかったですね。 そうなんです。私の後続で他の方たち が授業動画を出してくれるようになれ ば、教育業界にとって良い働きかけに なると思います。とくに、私よりも若 い公立高校などの先生方がさまざまな 授業動画を出すことで、さらに活性化 するんじゃないかと思うんですよ。そ うなったら、私が動画投稿をやってき た意味も感じられそうですね。 今後は、国や地方公共団体が費用をか けて授業動画をつくり込み、全国民が オンラインで視聴できる環境を整備し ていくことが必要だと考えています。 一教員が 1 人でやっていては、どうし ても誤った事実を伝えてしまう可能性 がありますから。動画には、専門家の 監修を入れるなど権威性を保つ工夫を しつつ、実際に授業動画がもたらす効 果についても、大学や研究機関でしっ かりと検証をしていく必要があると考 えています。 ームンディ先生の後続で、同じように動画を 上げてくれる人が増えるといいですね。 ー今後のオンライン授業のあり方については どう考えておられますか?

ー YouTube に動画を投稿し始めたときの、 周りの先生方の反応はいかがでしたか?

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