語彙・テーマ
5 基 本 神の支配下にあった中世から、個人が自由を手に入れた近代へ。 それは自然の捉え方(自然観)の変化を促し、そこに科学(近代 科学)は成立しました。 目的論的自然観から機械論的自然観へ。 科学
中世においては、唯一絶対なる神がこの世界を創造したのであ り、自然界の万物は神の摂理(意志)を実現するために運動して いると考えられていました。このような見方を、神の摂理の実現 を目的としているということで、 目的論的 と言います。例 えば、天動説を知っているでしょうか? 中世には、地球(といっ
しかし、近代になると、コペルニクスが太陽のまわりを地球を 含む惑星が回っいるとする地動説を提唱し、ガリレイが自ら製
ても平面とされていましたがのまわりを星々が回っていると考 えられていました。それも神の摂理を実現するためですから、天 動説は目的論的自然観に基づく考えです。
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