極める古文1 基礎・必修編

第6講  『平家物語』

3 問三 出家した滝口のことを伝え聞いた横笛は、滝口を恨みに思う。自分を捨てるのはいいとしても、 なぜ出家するとひとこと言ってくれなかったのかと。そこで滝口を訪ねて、ひとことなりとも恨みを言 おうと横笛が決意するシーン。 空欄Cは、滝口の出家への気持ちを横笛が推測している内容であり、「滝口の出家の意志が堅くても、 訪ねて行って恨み言を言おう」と決意しているところから、正解は3「つよく」。 問四

12 空欄Dのあとを読んでいくと、「春風」とあるので、季節は春とわかり、該当する月は一月から 三月に限られる。選択肢を見ると、春の月は1の「きさらぎ」しかないので、これが正解だ。 陰暦は現在の太陽暦とは季節の感覚が違うので気をつけよう。覚え方は簡単で、一年を三ヶ月ごと に切って、順に「春・夏・秋・冬」と当てはめるだけだ。陰暦月自体の 、 月から頭の一文字 ずつをと 「獅子が縄踏みさうやきむ」=ライオンが縄を踏んで「さうやきむ」 、と唱えよう。 解答 解答 1

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