極める古文4 上位~難関大突破編

ましたるを 悲しや。人やあ も、 きと参る人もな の大納言が参らむとす 清水、 「子細候ふ。 通し参 ちたるを見て、 逃げなどするほ に打ち参らせぬ。 「これより後、 な 打たせじ」 と、 よくよく御怠状せさせ給 さて、 しおほせたりと思ひてゐた ほどに 夕供御参る折、公卿達常 御所にさぶ ふに 仰せられ出だして、 「わが御身、 三十三になら

だ昔もその例なくやあらむ。 などかまた、 おの おの見継がざりつるぞ。 一同せられけるにや」 と、 面面に恨み仰せら るほどに、 おのおの とかく陳じ申さるるほどに、 「さても、君を

せおはします。 御厄年に負けたるとおぼゆる。 かかる目にこそ逢ひたりつれ。十善の床を踏 んで万乗の主となる身に

B を当てられし、未

る人もいな 道に控えていた はできません」と言 後は永久に男たちを使って打 ごろにおわびになった。 さて、うまくやりとげ と思っ い がるとき、公卿たちがつねの御所に控えて が 話し出されて、 「私は三十三におなりになる。 あったと思われる。こんなひどい目にあったのだ。 踏んで万乗の君とな 身に の例はないだろう。 どうしてまた、 あなたがたは私を助けな たのか。皆で共謀なさったのか」 と、 それぞれに恨みごとをおっ しゃったので、 るうちに、 「それにしても、 君をお打ち申し上げるほどのことは、 たりなどするうちに、

女房であると申しても、その罪は軽くないことであります。昔 の朝敵の人々も、 これほどのひどいことはやってはおりません 君の 御影をさえも踏まないことになっておりますのに、実際に

公卿たちが

私は 思うままに

C を持っているのを見

それぞれあれこれ弁解申し上げなさ

C を当てられたことは、まだ昔もそ

院を 打ち申し上げた。 「今

師親が

院は ねん

逃げ

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