極める古文4 上位~難関大突破編

も知らず、 見ゆるごとに額 むるわざをなむせら て、四五両月を数へた 条よりは南、九条よりは北 朱雀よりは東の路のほとりなる 四万二千三百余りなむありける。い その前後に死ぬる者多く、また、河原、 西の京、 もろもろの辺地などを加へていはば 際限もあるべからず。いかにいはむや、七道 諸国をや。崇徳院の御位の時、長承のころと か、かかるためしありけりと聞けど、その世 のありさまは知らず、まのあたりめづらか りし事な 。

後に死んだ の他の郊外まで して、畿外の諸国ま か。崇徳院の御在位のと な例があったと聞くが、その たこのこと(=養和 飢饉)は、 ない。

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