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372 B 373 「春や昔の」と、心をまどはしたまふ どち の御物語にを りあはれなりかし。 (源氏) = 「春は昔のままなのに、あの人はもういない」と、悲しみ に暮れていらっしゃる 仲間 のお話なので、折が折て、し みじみと感慨深く思われるのである。 ①~③は「訪ふ」と漢字をあてる。④は「弔ふ」と漢 字をあてる。どちらも「とむらふ」とも言うので注 意だ。 飛ぶ ピ ラ フ 、 見舞い ⌇⌇⌇ に 訪れる ⌇⌇⌇ ⌇ ど っ ち が 仲間 ⌇⌇ ? ● [訪ふ] 訪れる。 [訪ふ] 問う 。尋ねる 。 [訪ふ] 見舞う。 [弔ふ] 弔問する。 追善をいとなむ。 ①②③④ 名詞「どち」は「仲間」の意だが、接尾語「 - どち」は 名詞に付いて、同類のものをまとめて言う。「女 ち」=「女どうし」。 ● 仲間。 ① 大将殿も、常に、 とぶらひ 聞こえ給へど、 (源氏) = 大将殿も、いつも、 訪れ 申し上げなさるが、 とぶらふ にも、え起き上がり給はで、 (竹取) = お見舞いし ても、起き上がることがおできにらないで、 【訪ふ/弔ふ】 (動・ハ四) とぶらふ (名) どち C

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