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【眺む/詠む】 (動・マ下二) ながむ ながむれ ば、 ながめ ければ、 歌を口ずさん だところ、 B 長 嶋 無 理に 歌を詠む ⌇⌇⌇ ⌇ 「眺む」は、連用形「ながめ」を「長雨(ながめ)」に掛 けて用いることが多い。「詠む」は「眺む」と掛詞で 用いられると「もの思いに沈みながら吟じる」。 ● [眺む] もの思いに 沈んでぼんやりと見 る。 [眺む] 見渡す。 [詠む] 詩歌を節を つけて口ずさむ。吟 じる。 ① ②③ 「眺め」と漢字をあてる。「ながめ」は和歌では「長雨 (ながめ)」とを掛けて詠まれることが多い。掛詞で 頻出のものだ。 ● もの思いにふけりな がらぼんやり見るこ と。眺望。 ① ② 379 378 長 嶋 め ⌇⌇⌇⌇ ⌇ 長 嶋 無 理に もの思う ⌇⌇⌇⌇ 、
「こぼれてにほふ花桜かな」と = 「咲きこぼれて美しい桜の花よ」と
A 暮れがたき夏の日ぐらし (伊勢) = 暮れにくい夏の一日中、 ぼんやりともの思いにふけっている と、
な
(今昔)
【眺め】 (名) ながめ 花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふる なが め せし間に (古今和) = 桜の花の色も私の美貌も色あせてしまったなあ。むなし く世を過ごして もの思いにふ 、春の長雨が降り続い て いた間に。 ※ 「ながめ」は掛詞。
ずらしく
もの思い
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