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【無下】 (名/形動・ナリ) でー ⌇⌇ ! 「無下」と漢字をあてる。それ以下がないひどいさ まを言う。形容動詞はほとんど「むげに」の形で用 いられ、③や④の意になることに注意。 ● この上なくひどいさ ま。最低。最悪。 ひどく身分が低いこと 。 (「むげに」の形で) む やみに。 (「むげに」の形で、下 に打消表現を伴って) まったく(~ない) 。 全然(~ない) 。 ① ②③ ④ 「むず(んず)」は「むとす」の変化したもの。「ず」が あるからと言って打消の意味で解釈しないように。 「むず(んず)」 ≒ 「む(ん)」だよ。 ● [推量] ~だろう。 [意志] ~しよう。 [仮定・婉曲 ~とし たら、それは。~よ うな。 [適当] ~するのが よい。 ①②③ ④ 日向入道とよばれんは むげに うたてう覚え候。 (平治) = 日向入道と呼ばれるのは ひどく 情けなく存じます。 法師の むげに 能なきは、 (徒然) = 僧が まったく 芸がないのは、 この御格子は参らでやあら むずる 。 (落窪) = この御格子はお上げしないの がよい でしょうか。 かのもとの国より、迎へに人々まうで来 むず 。 (竹取) = 月の世界から、迎えに人々がやってまいる だろう 。 むげ (なり) A (助動) むず C 481 480 むず ⌇⌇⌇ ⌇ むげ ひ ⌇
ー!
この上なくひどいさま
ま
がゆい
だろう
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