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482 (連語) むずらむ 483 「むずらむ」は推量「むず」に現在推量「らむ」が付い たもので、推量「~だろう」と訳す。打消の意はな いので注意しよう。「んずらん」とも表記する。 む っ、 ● ~だろう。 ① 「掬ぶ」と漢字をあてるほうは、「両手ですくう」こ と。「結 漢字をあてるほうは、「約束する」「作 る」などの意になる。 ● [掬ぶ] 手ですくう。 [結ぶ] 約束する。 [結ぶ] つなぐ 。結ぶ 。 [結ぶ] 作る。 ①②③④ た水が冬になり凍っていたのを、 約束し た言葉は果たさないで、 んずらん と、待ちゐたるに、 だろう と、待っていると、 【掬ぶ/結ぶ】 (動・バ四) むすぶ し水のこほれるを ⌇⌇⌇ ⌇ ム ー ⌇⌇⌇⌇⌇ ⌇ スぶ むすび 手ですくっ
C 袖ひちて = 袖が濡れてまで てし言 こと は果たさず (万葉) = 二人の仲は絶えまい妻よ、と (古今和) 絶えじい妹 いも と 結び
っかけ
手ですくう
C この児、定めておどろかさ = この稚児は、きっと起こそうとする いづちもいづちも足の向きたらむ方へ往 い な むず 。 (竹取) = どこへなりとも、足の向いている方向へ行こ う 。
り
ズラむ
だろう
(宇治)
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