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【由有り】 (連語) よしあり (平家) = 古びて見えるように作ってある庭の前の池や木立は、 風 情がある 様子の所である。 B ふるう作りなせる前 せん 水 ずい 木立、 よしある

ー 「故(ゆゑ) し 、

532 よ

ンコ

さまの所なり。 「由あり」と漢字をあてる。「よしあり」は、 あり」に比べると二流の風情・由緒があることで、 「それなりの風情があること」。 ● 風情がある。 由緒がある。 ①②

アリ

風情がある

⌇⌇⌇⌇⌇ ⌇

A よしなき 男、血の涙を流せども、とどむる (伊勢) = 男は、血の涙を流すけれども、引きとどめる = 理由がない

532 「由なし」と漢字をあて、根拠や理由に納得がいか ず不満な感じを表す。対義語の 「よしあり」は、 好ましいものに対して用いるよ。 よし ー な 、 死 んでも つまらん ⌇⌇⌇⌇ し 理由もなけれ ⌇⌇⌇⌇⌇⌇ ば 手段もない ⌇⌇⌇⌇⌇ ぞ ● 理由がない。手段が ない。 関係がない。縁がな い。つまらない。 ① ② ③ 事いふ、ものもおぼえぬ相 ことを言う、正気と思えない人相見の坊様だな。 よしなし 。 手段がない 。 【由無し】 (形・ク) よしなし 533 さう する御坊かな。 (宇治)

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