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352 … 優れた古歌を意識的に取り込み、その歌の持つ情緒や趣向を取り入れる表現技法。 ③ 歌 うた 枕 まくら ……… 和歌に詠みこむ語(枕詞・地名)のこと 。 また古来より歌の中に詠みこまれてきた名所。 ④ 擬 ぎ 人 じん 法 ほう …… 人間でないものを人間になぞらえて表現する修辞法。序詞は、ある語句導き出すためにその前に置く修飾部分のこと。枕詞が五音で被修 飾語との関係が固定しているのに対して、序詞は音数の決まりもなく、自由な創作に よるものという違いがある。枕詞は訳さないが、序詞は訳す必要がある。 「~のように、 ~ではないが、~という」と訳す。 ● 「あしひきの山鳥の尾のしだり尾の」 が 「ながながし」 を導く 序詞 。 ※ 「あしひきの」は「山」を導く枕詞。 ⑤ 倒 とう 置 ち 法 ほう …… 主語と述語、修飾語と被修飾語どの文節の順序を入れ替えて語勢を強める表現技法。 あしひきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む (柿本人麻呂) 和歌の修辞法④ その他 典 常 識 訳 山鳥の長いしだれ尾の ように 、長い夜を、山鳥の雄と雌が遠く離れて恋し呼び合うように、私も遠く の恋人を思いつつ一人で寝るのだろうか。
古 9 歌の末尾(第五句)を体言で止める表現技法。言い切った形にしないため、余情・余韻 を持たせることができる。新古今和歌集に多い。 ① 序 じょ 詞 ことば ……… ② 本 ほん 歌 か 取 ど り
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