「新・ゴロゴ古文単語」オンラインフリー版v1.00

訳 ■ 修辞法の解説 和 歌 枕詞は、特定の語句の直前に置かれ、修飾あるいは句調を 整える語句のこと。修飾する語と修飾される語との間には 一定の決まりがあり、個人創造が許されない点で、序詞 と区別され。字数は五音のものが多く、 基本的に訳さない。 わが背 せ 子 こ が かく恋ふれこそ ぬばたまの 夢に見えつつ 寝ねらえずけれ (万葉集) 「夢」を導く枕詞。 4 枕 まくら 詞 ことば あなたがこんなに私を恋しく想ってくださるから、 夢にあなたが現れて、私を寝かせてくれなかったこ とよ。 1 枕詞 ◦「ぬばたまの」が ■ 主な枕詞 「枕詞」は覚えていなくても大丈夫。 詞」を探し出す方法となる。訳をする必要のない五音があれば「枕詞」 だ。 「主な枕詞」を示すので慣れておくとよい。 あかねさす 日・紫・昼・照る・君 あきつ (づ) しま 大和 (国名) あしひきの 山・峰・尾上 あまざかる 鄙・向かふ あらたまの 年・月・日・春 あをによし 奈良 (地名) いそのかみ 古る・降る・振る布留 (地名) いはばしる 垂水・近江 (地名) ・滝 うつせみの 命・身・世人 う (ぬ・む) ばたまの 夜・夢黒闇 からころも 裾・袖・紐・着る裁つ くさまくら 旅・結ぶ露 くれたけの 節・世夜 たらちねの 母・親 ちはやぶる 神 とりがな 東 (地方名) ひさかたの 天・雨・月・光空雲 五音が多く、訳さないということ

が「枕

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