「新・ゴロゴ古文単語」オンラインフリー版v1.10

月の異名・年中行事

古典 常識

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春 キ 如月 月 十五日 涅 ね 槃 はん 会 え 釈 しゃか 迦が入滅した日で、追 つい 悼 とう の法 ほう 会 え を行う。 五節句の一つ。川辺で宴を張り、水に浮かべた 杯 さかずき が自分の前を過ぎる前に詩歌を作る。 民間では流 なが し雛 びな が行われ、江戸時代以降、 女子の成長を祈る雛 ひな 祭 まつ りとして定着した。 といえばこの祭り。賀茂神社の祭りで、 に対して「北祭り」 の成長 ー! や 弥生 ーよ ! 季節 月 異名 ゴロ 年中行事 むつ き 下旬頃 県 あがためしのじもく 召除目 春の除目。地方官(外官) くにの 守 かみ ・受 ず 領 りょう を任命する。 如 きさらぎ 二月 三月 一月 睦 月

四月 卯 月

五月 六月

夏 は う 卯月 無月 晦日 大 おお 祓 はらえ 水 みな

春 は ム 睦月 月 五日 端 たん 午 ご 五節句の一つ。邪気祓いの 菖 しょうぶ 蒲 を軒に飾る。尚武に通じることからのちに男子 を祈る 。 っ さ 皐月 い! み 水無月 んな ! 弥 生 三日 上 やよ い じょう 巳 し 一日 衣 ころも 更 が え 装束・調度を夏物に改める。 八日 灌 かん 仏 ぶつ 会 え 釈迦降誕の日の法会。尊像に甘 あま 茶 ちゃ を注ぐ。 うづ き 中の酉の 賀 か 茂 も の祭り 双 葉 葵 ふた ば あおい を飾るので「葵祭り」 、 石 いわ 清 し 水 みず 八 はち 幡 宮 まん 皐 さつ き

づき

七日 白 あおうまのせちえ 馬節会 宮中にひかせてきた青馬(のちに白馬) は春の色で、これを見ると年中の邪 じゃ 気 き 祓 ばら いになる。 ともいう。一八八四年以降は五月十五日に行われる。

一日 四 し 方 ほう 拝 はい 天皇が清 せい 涼 りょう 殿 でん 東庭で四方の神霊を拝し、国家の幸いを祈る。 である国

を天皇がご覧になり、のちに宴を賜る。青

古典で「祭り」 ぐう の祭礼「南祭り」 らえ 無月祓・夏 なごしのはらえ 越祓とも。半年間の汚れを祓うみそぎ。 水 みなづきば

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