「新・ゴロゴ古文単語」 特典版v1.20
和 歌 枕詞は、特定の語句の直前に置かれ、修飾あるいは句調を 整える語句のこと。修飾する語と修飾される語との間には 一定の決まりがあり、個人創造が許されない点で、序詞 と区別され。字数は五音のものが多く、 基本的に訳さない。 わが 背 せ 子 こ が かく恋ふれこそ ぬばたまの 夢 に見えつつ 寝ねらえずけれ (万葉集)
訳 ■ 修辞法の解説
1 枕詞 ◦「ぬばたまの」が
4 枕 まくら 詞 ことば あなたがこんなに私を恋しく想ってくださるから、 夢にあなたが現れて、私を寝かせてくれなかったこ とよ。 「夢」を導く
枕詞 。
が「枕
■ 主な枕詞 「枕詞」は覚えていなくても大丈夫。 詞」を探し出す方法となる。訳をする必要のない五音があれば「枕詞」 だ。 「主な枕詞」を示すので慣れておくとよい。 あかねさす 日 ・ 紫 ・ 昼 ・ 照る ・ 君 あきつ (づ) しま 大和 (国名) あしひきの 山・峰・尾上 あまざかる 鄙・向かふ あらたまの 年 ・ 月 ・ 日 ・ 春 あをによし 奈良 (地名) いそのかみ 古る・降る・振る・布留 (地名) いはばしる 垂水・近江 (地名) ・滝 うつせみの 命・身・世人 う (ぬ・む) ばたまの 夜 ・ 夢 ・ 黒 ・ 闇 からころも 裾・袖・紐・着る裁つ くさまくら 旅・ 結ぶ・露 くれたけの 節・世夜 たらちねの 母 ・ 親 ちはやぶる 神 とりがな 東 (地方名) ひさかたの 天 ・ 雨 ・ 月 ・ 光 ・ 空 ・ 雲 五音が多く、訳さないということ
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