みんゴロ古文読解

古文文法・虎の巻

第三部

尊敬語 おはす おはせよ ◦訳は「いらっしゃる」でほとんどの場合あてはまるが、元になる語が何であるのかを意識 して訳そう。 ① 本動詞 ⓐ「あり・をり」の尊敬語  「~いらっしゃる」 ⓑ「行く・来」の尊敬語 ② 補助動詞 連用形、あるいは「連用形+て」に付いて「~ていらっしゃる」 忍びて訪ね お サ変・用 はし た 完了「たり」体 る に、 人目を避けて訪ねて いらっしゃった ところ、 ※この「おはす」は行くの尊敬語。 小松大臣殿こそ、心も剛にはかりごともすぐれ て 接助 お 補動・サ変・未 はせ し 過去「き」已 か 、 小松大臣は、心も豪胆で策略にもすぐれ ていらっしゃったが 、 ※この「おはす」は補助動詞。 竹の中に お サ変・体 はする にて知り ぬ 完了「ぬ」終 。 竹の中に いらっしゃる のでわかっ た 。 ※この「おはす」はをりの尊敬語。 45 おはす はサ変動詞で 例文① 例文② 例文③ おはすはサ変の尊敬語! 尊敬語 訳 訳 訳 ◦ 。活用をまちがえないようにしよう! おはせ おはし おはす ─ ─ ─ おはする おはすれ ─ ─

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