みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
44 ◦ たまふ という語は実は二種類あって、その識別は重要なのだが、ここではまず文中に頻 出する 四段活用 の たまふ の方から勉強しよう!
例文① あなかま た ハ・四・命 まへ 。 うるさい、静かに 例文③ 訳 訳 は ん 訪問
四段活用の給ふは尊敬語
とぶらひ 給 なさろう
四段のたまふは尊敬語! ① 本動詞 ⓐ 「与ふ・授く」の尊敬語「お与えになる・くださる」 ⓑ 命令形たまへ「~してください」 として
。 ② 補助動詞 ⓑ せたまふ 、
補動・ハ・四・未 意志「ん」終 してください として
とて
、御褒美を なさる 「 ~なさる・お~になる」 ※ただしせ・させ・しめが使役の場合は「~させなさる」となる。 下さろう 。 ⓐ (連用形に付いて)「~なさる・お~になる」 させたまふ しめたまふ の形で最高敬語を表す。
例文④
例文②
訳 いとこまかにありさまを問は せ 尊敬「す」用 た 補動・ハ・四・終 まふ 。 、 大御酒 た まひ 、禄 た まは む とて ハ・四・未 意志「む」終 大御酒を 下さり
訳
ハ・四・用 帝はとても詳しくご様子を問い
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