みんゴロ古文読解

古文文法・虎の巻

つかうまつる 「~し申し上げる」と訳す。 ※つかうまつるは上代にはつかへまつ、中古末にはつかまつるという形で用いられた。 おほやけに 仕 謙 うまつり た ハ・四・終・尊 まふ べき御心づかひ、 朝廷に お仕え申し上げなさる ためのお心構え、 なづさひ つ 補動・謙 かうまつり け 過去の婉曲「けむ」体 む 身もいたはしく、 慣れ親しみ 申し上げたような 自分の身も大切で、 この和歌は つ 謙 かうまつり たりとな思ひ 給 ハ・下二・体・謙 ふる 。 この和歌はうまく お作り申し上げ たと思い ます 。 ① 仕ふの謙譲語「お仕え申し上げる」 ② す行ふ作るなどの謙譲語「~いたす・お~する・お~申し上げる」 ③ 謙譲の補助動詞「~し申し上げる」 59 ◦ つかうまつる は「仕ふ」の 謙譲語 として用いられる以外にも、他の動詞のかわりに用い られる場合があり、文脈に応じた訳をする必要がある。また 例文① 例文② 例文③ つかうまつるは謙譲語! 訳 訳 訳

謙譲の補助動詞

の場合もあり、

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