みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
例文① ◦補助活用と呼ばれる活用は、下に助動詞が付く。例えば 心にくからず 、 心にくかりけり 、 心にくかるべし などとなる。 ◦「係り結び」の結びとしては本活用の連体形、已然形を使う。 心ふかきさましたこ 係助 そ 心 ク・形・已 にくけれ。 思慮深そうな様子をしているのが 奥ゆかしい 。 ◦右の例のような已然形の時は助動詞 けり と混乱するので、 左の例と見比べて違いをっかりと理解しておこう。 心ふかきさましたるこ 係助 そ 心 ク・形・用 にくかり け 過去「けり」已 れ。 思慮深そうな様子をしているのが 奥ゆかしかった 。 係助詞こその結びの時の 心にくけれと心にくかり けれの違いに注目! 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 く く し き けれ ○ ➡ 本活用 から かり ○ かる ○ かれ ➡ 補助 例文② 形容詞 ク活用 訳 訳
5 ◦まず形容詞の活用をしっかりマスターしよう! ここでは 心にくし を例に、ク活用の活 用を見てみよう。
こその結びの形容詞・已然形に注意!
第一部
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