みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
7 ◦接続助詞 ば は現代語の用法と混乱するので、古文読解においてなるべく早目に制覇して おきたいものだ。現代文で「雨が降れば、試合は中止だ」という場合、「降れば」は仮定 条件で「もし雨が降るならば」の意になるが、古文での「雨降れば」は 確定条件 になり、 「 雨 が降ったので 」となる全く違う意味になってしまうのだ。 、 ミ 未然形+「ば」 ー な =「~ならば」 らば 、 イ 已然形+「ば」 ー な =「~ので」 ので ① 未然形 + ば = 順接仮定条件「(もし)~ならば」 たので 、
例文③
接続助詞ば 仏だによくかき 奉 未 ら ば、 仏さえ上手に描き申し上げる と 、こうして燃えるものだと、 例文① 訳
今 見
訳
ならば ② 已然形 + ば = 順接確定条件 ⒜ 原因・理由「~ので」 ⒝ 単純接続「~たところ・~すると」 ⒞ 恒常条件「~するといつも」
今火事を見る
已 れ ば、かうこそもえけれと、
例文②
訳 風をしおほひてせめ け 已 れ ば、 風がその火を追って火が迫ってき
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