みんゴロ古文出典
出題率 1.3 % 藤 ふじ 原 わらの 俊 とし 成 なりの 女 むすめ 鎌倉前期 物語評論 無 む 名 みょう 草 ぞう 子 し 『無名草子』は 鎌倉前期 、 世紀初め頃の物語評論 。作者 は 藤原俊成女 で、自分自身を出家した 歳の尼として造型 している。内容は、東山をさすらううちに 最 さい 勝 しょう 光 こう 院 いん 近くに 足をとどめた老尼がその近くにある邸に泊まり、その夜耳 にしたその家の若い女房たちの話を記したという体裁をと っている。 このスタイルは歴史物語の 『 大鏡 』 を意識して書 かれた ものだが、『大鏡』が平安時代の男性批評書だったの に対して、この『無名草子』では女性の手による女性批評書 を目指している。内容的には、 「捨てがたきふしのある」もの・ 物語・歌集・女性についての評論を展開している。物語評 論では特に『 源氏物語 』について詳細に論じられており、巻 巻の論・登場人物論・場面論に分けて詳細に論じている。 ほかにも『狭衣物語』『浜松中納言物語』『夜の寝覚』『とりか へばや物語』なども批評されているが、散逸した物語も多く 含まれている。女性批評では小野小町・清少納言・和泉式部・ 小式部内侍・紫式部・中宮定子・大斎院などについてそれ ぞれの「めでたさ(=すばらしさ)」について述べている。 古 こ 今 きん 和 わ 歌 か 集 しゅう 仮 か 名 な 序 じょ 新 しん 撰 せん 髄 ずい 脳 のう 俊 とし 頼 より 髄 ずい 脳 のう 無 む 名 みょう 草 ぞう 子 し 古 こ 来 らい 風 ふうていしょう 体抄 近 きん 代 だい 秀 しゅう 歌 か 無 む 名 みょう 抄 しょう 毎 まい 月 げつ 抄 しょう 藤原公任 源俊頼 藤原俊成「幽玄」 24 位 13 83 歌 論・物語論 905 1001 1113 1197 1201 1211 1209 1219
鴨長明 藤原定家「有心」
藤 ふじ 原 わらの 俊 とし 成 なりの 女 むすめ 最初の本格的物語論
紀貫之
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