みんゴロ古文出典

学習ターゲット

入試データ分析

平 安 1 位「8-12」はある殿のもとに輿入 れすることになった姫君に乳母が、 「あまり口うるさくせず、鶯のよう に必要なときだけ話せ」と教えたと ころ、姫君は食事の時に鶯の鳴き声 で「食いたい」と言ってしまい、殿 にあきれられるというオチの話。 2 位「4-3」は病気で体が不自由に なり、弟子からも見捨てられた上人 のもとに女が現れ、献身的に世話を する話。素性を語ろうとしない女性 に上人は無理に尋ねたところ、女は 上人の娘で、父親が病気と聞いて親 孝行のために尋ねて来たと答える。 発 ほっ 心 しん 集 しゅう 鴨長明 作。「発心」は悟りを求める心を起こ すこと。先人の発心の逸話を集めている。

『沙石集』出題順位

8ー12 9.5%

4ー3 7.1%

その他 33.3%

5末ー6 7.1% 5末ー2 7.1%

21 第 位 ～ 第 位 30

9ー3 7.1%

3ー3 4.8%

6ー16 4.8%

3ー2 4.8% 7ー18 4.8%

9ー4 4.8%

2ー6 4.8%

鎌 倉

雑 ぞう 談 だん 集 しゅう 『沙石集』とともに 無住 の著になる仏教説話 集。笑話・霊験談が次々に語られている。

撰 せん 集 じゅう 抄 しょう 西行 を語り手に諸国の仏教修行者の話を収め る。漂泊西行像が作られた作品 宝 ほう 物 ぶつ 集 しゅう 平康頼作。平康頼は平氏打倒の謀反で流罪に なった人物作品はこの世で一番尊いものは 何かという問いに対して、結論的に仏法にほ かならなということになる。

5 沙 しゃ 石 せき 集 しゅう 無住 作。前 巻は仏教を学ぶ心構え、後 巻 は滑稽譚などの説話を収める。 閑 かん 居 きょの 友 とも 慶政編か。出家・発心・遁世往生などの説 話が多く、それに対しての作者の感想や批判 も多く載せられている。 5

打 うち 聞 ぎき 集 しゅう インド・中国・日本の高僧や、寺社の縁起・ 霊験の話を集めている。文章は和漢混交文。

日 に 本 ほん 霊 りょう 異 い 記 き 景戒撰著。日本最古の仏教説話集。日本の古 記・伝承記の中から因果応報具現の実話を収 集。文章は漢文体。

三 さん 宝 ぽう 絵 え 詞 ことば 源為憲が若くして出家した尊子内親王のため に撰進した仏道の入門書。「三宝」は仏（釈 迦など）・法（経典）・僧。文章は和漢混交文。 仏教説話 作品

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