みんゴロ古文出典

君を姫君と思わせて、少将を婿に迎え入れてしまう。父親の 中納言は君を入内させようとするが、ここでも継母が妨害 し、さらに姫君の結婚話もぶち壊す。姫君はうした継母の 嫌がらせに堪えかねて、乳母の子どもの侍従とともに乳母のい る住吉に逃れていく。中将に昇進した少将は姫君を忘れるこ とができず、長谷寺に籠もって祈願をしたところ、 夢に姫君 が現れて住吉にいることを知る 。そこで中将は住吉から姫君 を連れ戻し、やっと都で二人幸せに暮らす。一方、すべてを知 った父親は継母と別れ継母は零落して死んでいくという話。

出題率 0.6 ％ 擬古物語 住 すみ 吉 よし 物 もの 語 がたり 『住吉物語』は 鎌倉中期に成立したといわれる擬古物語 （ 平 安の物語に似せて作られた物語 。他には『 松浦宮物語 』などが ある）で、ストーリーのテーマは平安に成立した『落窪物語』と 同じ「 継子いじめ 」。この二作品は共通テーマということで文 中世の「擬古物語」とは平安時代の 物語をまねて作った物語。江戸時 にも作られたが、主に鎌倉時代のも のをいう。 40 位 学史によく出る。物語は、ある中納言の娘である主人公が七 歳の時に母親を失い、継母に引き取られるところから始まる。 作者未詳 鎌倉中期か 姫君はやがて右大臣の息子で四位の少将から求婚されるよう になるが、継母は姫君の結婚を阻止するために自分の娘三の 藤原定家作か 『浜松中納言物語 』 」 擬 ぎ 古 こ 物語 1185 松 まつらの 浦宮 みや 物 もの 語 がたり

1271 石 いわ 清 し 水 みず 物 もの 語 がたり

1220 住 すみ 吉 よし 物 もの 語 がたり

「

継子いじめ

る物語

恋に悩み出家す

の物語 武士の主人公が 『 落窪物語 』

の影響あり

194