みんゴロ古文出典

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入試データ分析

松尾芭蕉は元禄時代に活躍した人物 で、同時期に活躍した人物として井 原西鶴(浮世草子)、近松門左衛門(浄 瑠璃)がいる。 1位『奥の細道』は弟子の曾良を伴っ て、江戸の芭蕉庵を出発し東北・北 陸を巡って大垣に到着するまでが書 かれた紀行文。 2位『笈の小文』は 44 歳から 45 歳にかけての紀行文。故郷伊賀上野 で越年し、伊勢参りをしている。 3位『許六離別の詞』は江戸在勤で あった森川許六が彦根に帰るにあ たって芭蕉庵に挨拶に訪れた際に離 別の詞として芭蕉が贈ったもの。

松尾芭蕉 出題順位

11 第 位 ~ 第 位 20

その他 19.3%

幻住庵記 5.6% 更科紀行 7.3%

奥の細道 46.8%

許六離別の詞 8.1%

笈の小文 12.9%

! 『奥の細道』の旅立ちの際に詠んだ句 。 千住で見送り の人々との別れを惜しんでいる。芭蕉の前途三千里への 不安と惜別の思いが込められている。流転の世界 で 「行 く春」は永遠の別れを意味する。 季語【行く春】  切れ字【や】 行く春や鳥啼き魚の目は泪 なみだ な 芭蕉の俳諧 『 奥の細道 』 より

一つ家に遊女も寝たり萩と月

point 『奥の細道』の中でも、艶のある名句。越中の宿で、 同じ宿に新潟から来た遊女が泊まっていることを知って 詠んだ句。出家の身と遊女、萩と月を対照させている。 や

! ○ 日本三景の一つ松島で 、芭蕉はあまりの風景の美しさ に俳句がついに詠めなかった。 ! point 番 外

point 松島やああ松島や松島や

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