新・ゴロゴ漢文問題集共通テスト編 オンライン限定コンテンツ版
第 8 講 劉基『郁離子』
3 「それならばなぜ自分たちが狙公に代わってこの苦役をしなけれ ばならないのか(然則吾何仮於彼而為之役乎)」と問いかけると、猿たちは親方のまやかしに気づいた (未既、衆狙皆寤)。よって、 「分かれ目」は若い猿の発言であったと言える。 以上の内容を踏まえて選択肢を見ると、「素朴な問いを投げかけた」とある が正解と判定できる。 ・ は親方との関係が変わる前の状況である。 ・ はそのような内容は本文に書かれていない。 ⅲ 空欄補充問題 生徒Bが言うように、 に入るのは「最後」に「郁離子」 が述べた内容である。しかも、この発言を 受けて、生徒Cが「だからこそ」 親方は「 『其の術窮せん。』 ということになった」と述べているので、 はその手前の「世有以術使民而無道揆者、其如狙公乎」にあたると考えられる。実際、選択肢にはこの 一文の解釈が並んでいる。 2 4 5 てはいけないのか(非公不得而取与)」
1 この一文を直訳すると、「世の中に術で民を使いそこに道理がない者は、この親方のようであろうか」 となる。親方はむちで脅すなどして猿たちから果実を取り立てていた(不給則加鞭箠)。たしかにそ こに「道揆」はない。しかし、猿たちが従っていたのは、問4で見たとおり、気づいていなかっから である(惟其昏而未覚也)。そこに、若い猿が素朴な問いを投げかけたことで、猿たちは騙さてい ことに気づく。こうして、親方の「術」は窮したのである。 以上の内容を踏まえて選択肢を見ると、 が一文の解釈としても無理がなく、正解と判定できる。 は「 『術』をころころ変えて」が本文にナシ。 は「 『道揆』を知らない民に反抗される」が誤り。逆に Z Z 1 2 3
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