語彙・テーマ

2 「新・ゴロゴ現代文語彙・テーマ」前書き 「日本語で書かれているはずなのに、日本語ではない感じがする」──現代文を読んでいて、そのような 感覚にとらわれたことはありませんか? それは、日常生活で用いる言葉と、現代文、 とりわけ評論文で 用いる言葉は、異なるからです。 「逆説」 「概念」といった語を、ふだんの会話では用いませんね。また、 「抽象」 「象徴」などの語は、一般的 な用法とは異なる意味で評論文では用いられますら、語としての意味を的確に理解していなければなり ません。 ですから、英単語を覚えるように、 評論文で用いられる語も覚える必要がある のです。 また、 「述べられているテーマによって出来にバラつきがある。知っているテーマならば読めるが、知ら ないと手も足も出ない」という悩みを抱えている人も、多いと思います。 これも同様に、友人や家族と会話 でのぼる話題と、評論文で論じられる内容とは、異なるからです。 友人と「近代」 や「記号」 についておしゃ べりするというこは、まずないでしょう。

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