「新・ゴロゴ古文単語」 特典版v1.20

格子

C111 古文単語 例文

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C108

C107

「春や昔の」と、心をまどはしたまふ どち の御物語にをりあ はれなりかし。 (源氏) しみに暮れていらっしゃる〔 仲間 〕のお話なので、 折が折 とて、しみじみと感慨深く思われるのである。

り (古今)

み山には 松の雪だに 消え なくに 都は野辺の 若葉つみけ

殿におはして、 とばかり うち休み給ふ。 (源氏) ■ 訳 御殿にいらっしゃって、 〔 しばらくの間 〕お休みになる。 ■ 訳 桜の花の色も私の美貌も色あせてしまったなあ。むな しく世を過ごして〔 もの思いにふけり、春の長雨が降り続 い 〕ていた間に。 とまれかくまれ 、まづ請じ入れ奉らむ。 (竹取) ■ 訳 〔 ともかくも 〕、 花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめ せし間に (古今)

日たくるほどに、起き給ひて、 翁の申さむことは聞き給ひ てむや 。 (竹取) ■ 訳 このじじの申し上げることを、お聞きにっ〔 てくれ ないか 〕。

若菜など てうじ てや。 (源氏) ■ 訳 若菜などを〔 料理し 〕てはどうか。 よく てうじ たる火桶の灰の際清げにて、 (枕) ■ 訳 上手に〔 作っ 〕た火鉢の灰の際が美しくて、 手づから 上げ給ふ。 (源氏) ■ 訳 日が高くなるころに、お起きになって、格子を 〔 自分の 手で 〕お上げになる。 と、悲

験 げん 者 ざ のもののけ てうず とて、 (枕) ■ 訳 修験者がもののけを〔 退治する 〕というので、

まず招き入れ申し上げよう。 ■ 訳 深い山の中では、松の枝の雪さえもまだ消え〔 ないの に 〕、 都ではもう野辺に出て若葉を摘んでいることだなあ。

■ 訳 「春は昔の(ままなのに、あの人はもういない)」

例文 - 191

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