「新・ゴロゴ古文単語」 特典版v1.20

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山 やま 川 がは に 風 かぜ のかけたる しがらみは 流 なが れもあへぬ 紅 もみぢ 葉 なりけり ●「風のかけたる しがらみは」 … 「風」が擬人化されている。 ●「紅葉なりけり」 … 流れをせき止めていたのは紅葉だったと見立てている。 紀友則 ■ 訳 日の光がのどかにさすこ春の日に、どうして落ち着いた心もなく、桜の花は散ってしまうのだろうか。 ●「ひさかたの」 … 「光」にかかる枕詞。 ●「しづ心なく」 … 「花」を擬人化している 誰 たれ をかも 知 し る 人 ひと にせむ 高 たか 砂 さご の 松 まつ も 昔 むかし の 友 とも ならなくに 藤原興風 二 ■ 訳 私はいったい誰を心許せる友としたらいいのでしょうか。あの千年の寿命を保っている高砂の松でさえも、昔からの友ではないのに。 ● 倒置法。 ※「昔の 友ならなくに」 … 「松」を擬人化している。 人 ひと はいさ 心 こころ も 知 し らず ふるさとは 花 はな ぞ 昔 むかし の 香 か ににほひける 紀貫之 二 ■ 訳訳 人の心変わりやすいものだから、今あなたの気持ちが本心なのか、さぁどうだかわかりません。しかし、こ古くから慣れ親しん だ場所の梅だけは昔のままの懐かしい香りを放って私を迎えてくれます。 春道列樹 ■ 訳 山の中の小川に風が仕掛けたしがらみ(柵) ひさかたの 光 ひかり のどけき 春 はる の 日 ひ に しづ 心 ごころ なく 花 はな の 散 ち るらむ

、それは何かとよく見ると流れようとしても流れきれない紅葉だったのだなぁ。

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