みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
30 ◦「 助動詞 + 助動詞 」という形をとるものを複合助動詞と呼ぶ。特に完了 ぬ と完了 つ が この形を取ることが多く、その場合、 ぬ と つ は「完了」の意味がなくなり、下の助動詞 の意味を強める「強意」となる。 ばよかったのに
例文①
ぬとつの 強意の用法 ならば 。 ※「かづかば~まし」のころは反実仮想。強意のぬの未然形ながそれを強めている。 強意 強意 な む て む 強意の用法の時は 連用形 + な まし 連用形 + て まし ➡ ぬ・つは ぬ べし つ べし 特に訳さない。 ぬ らむ つ らむ 訳 玉藻 か づか ば なまし 美しい藻の下に潜った カ・四・未 接助 水ぞひ 強意「ぬ」未 反実仮想「まし」終 、水が干上がれ
ぬとつには「完了」以外に「強意」の意がある!
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