みんゴロ古文読解

古文文法・虎の巻

31 ◦文中に係助詞 こそ があると文末が已然形になる。これを「係り結び」と言うが、このとき、 結びが文末ではなく、文の途中にあり下に続いていくと 逆接 になるのだ。 けれども 、一つの屋敷のようなので、 だろうか 、 いや 隠れはし ない

例文②

例文①

逆接表現 。 ※和歌の場合は下に続いていく場合でも結びの已然形の下に「、」がないので注意。 こそ ~ 已然形、 ……(下へ続く) = ~けれども・~のに・~が こそ ドロ、以 已然形、 (下に続く) 前刑 事だったけ 逆接 れども 訳 色こそ見え ね 打消「ず」已 香 や 反語 は 隠 体 るる 訳 中垣 こ けれども 係助 下へ続く 一つ家のやうなれば、 隣家との間に隔ての垣はある 香りが隠れる そ あ れ 、 已 色は見えない

106

Made with FlippingBook flipbook maker