みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
「なり」の識別 ◦「に」の識別についで入試に出る識別は「なり」の識別だ。正解分析を見てみよう。 ① これを見ると、まず断定 なり と伝聞・推定 なり の識 別が大切で、P で勉強したことが必須であることが わかる。 ② 次に動詞 なり の連用形だが、これは 成る という意味 なので、文脈で判断きる。 ③ 最後に形容動詞連用形活用語尾だが、P で勉強した ように、直前「いと(=とても)」を入れてみて判 断するのがベスト。 また 静かなり 、 心細げなり 、 清らなり のように「なり」の直前が「 ︱か ・ ︱げ ・ ︱ら 」 になるものが多いということも覚えておこう。 世の例 ためし にも な ラ・四・用 り ぬべき御もてなし な 断定「なり」終 り 。 後世の悪い例にも なっ てしまうに違いないほどのおふるまい である 。 39 例文① 断定 なり 22 過去問正解分析 「なり」の識別も入試の合否を左右する! 動詞 「なる」用 形容動詞 連用形 活用語尾 伝聞・推定 のなり 31.3% 34.6% 17.5% 16.6% 44 訳
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