みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
42 ◦ いか︱ で始まる副詞には いかで ・ いかが ・ いかに などがある。大きく言うと、 ①疑問 、 、 の三つの意味があるが、 の場合は下に「意志・願望表現」(P よう 。 いやできないだろう 。 ※文末のべきは副詞いかでに対応して連体形になっており、幅広い意味での「係り結び」となる。 酒宴ことさめて、い 連語 かがはせむ とまどひけり。 酒宴の興も冷めて、 どうしようか、どうしようもない と途方に暮れた。 例文① と、 ◦疑問か反語かの判断は文脈によるが、 いかでかは ・ いかが(は)せむ の形の場合は、疑問 よりも反語の用例の方が多い。 どうやって 知ることが できるだろうか 知ることが できようか 、 例文③ 例文② 訳 訳 訳 訳 ②反語 い 何として い 副詞 き 。 (疑問) かで 知る べ 可能「べし」体 (反語) どうして
121 いか︱で始まる副詞は解釈の鍵を握る! ③願望 ③願望 を伴うのでわかりやすい。 副詞 かにも し 副助 て 、めやすきさまにせ ん 意志「ん」終 と、 安心できる様子にし
参照)
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