みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
50 ◦前講で勉強した 候ふ とこの講で勉強する 侍り との関係は、 候ふ 侍り と言っていいも のだ。ただし、中古までは盛んに使われていた 侍り は、中古後半から次第に 候ふ にとっ て代わられてしまう。また、 侍り はラ変動詞であることに気を付けよう! おりまし たときに、 のは、 ⓐ ありをりゐるの丁寧語「あります・おります・ございます」 ⓑ 補助動詞「~です・~ます・~でございます」 ② 謙譲語 仕ふの謙譲語お仕えする」 侍りは丁寧語と謙譲語 ≒
例文① 「誰々か は 謙・体 べる 」と問ふこそをかしけれ。 お仕えしているのか 例文② 訳
例文③
ラ変侍り いまだに宮仕えもせで里に 侍 丁 り ける折、 紫式部がまだ宮仕えもしないで、自分の家に ございます 」と問うのが趣深い。 ① 丁寧語
訳 つきもせずうらやましくめでたく 侍 補動・丁 る は、 いつまでたってもうらやましくもすばらしく
訳
「誰それが
その他 5.9% 過去問正解分析
謙譲語 5.9%
口語訳
活用形 47.1%
17.6%
丁寧語 23.5%
178
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