みんゴロ古文読解

古文文法・虎の巻

55 きこしめす は尊敬の四段動詞 きこす に補助動詞 めす が付いたもので、最高敬語に類する 高い敬意を表す。主語は天皇・皇后レベルの人である場合が多い。 お聞きになって 、 召し上がらない 。 ①「聞く」の尊敬語「お聞きになる」 ②「食ふ・飲む」の尊敬語「召し上が ③「治む」の尊敬語「治めになる」 きこしめす は特に 「召し上がる」に 注意 きこしめす !! きこしめすは最高敬語! なさっ て、お食事も ◦

例文③

例文②

例文①

わご大君の き サ・四・体・尊 こしめす 天の下に、

訳 いといたくあはれがら せ 尊「す」用 た ハ・四・用・尊 まひ て、ものも き サ・四・未・尊 こしめさ ず 打消 。 帝はたいそうしみじみと感動 お治めになる

訳 かしこき相人ありけるを き サ・四・用・尊 こしめし て 接助 、 非常にすぐれた人相見がいたのを帝が 天下、

わが大君が

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