みんゴロ古文読解

◆ 品詞分解チェック (前略)  文など作りかはして、今日明日帰り去りなむとする ① に 、かくありがたき人 に対面したるよろこび、かへりては悲しかるべき心ばへを、おもしろく作りた る ② に 、御子もいとあはれなる句を作り ③ たまへ る ④ を 、限りなうめで ⑤ たてまつ り て、いみじき贈り物どもを捧げ ⑥ たてまつる 。おほやけよりも多くの物 ⑦ 賜は す 。おのづからことひろごりて、漏ら ⑧ させ ⑨ たまは ねど、春宮の祖父大臣など、 いかなること ⑩ に かと ⑪ おぼし 疑ひてなむありける。帝、かしこき御心に、倭相 をおほせて、 ⑫ おぼしより ⑬ に ける筋なれば、今までこの君を、親王にもなさ ⑭ せ ⑮ たまは ざりけるを、相人はまことにかしこかりけり、と ⑯ おぼし て、無品の親 王の外戚の寄せなきにてはただよはさじ、わが御世もいと定めなき ⑰ を 、ただ 人にておほやけの御後見をるなむ、行く先も頼もしげなめることと ⑱ おぼし 定め て、いよいよ道々の才をならは ⑲ させ ⑳ たまふ 。 ①格助(時間) ②接助(単純接続 ③補動・尊敬 ④接助(順接) ⑤補動・謙譲 ⑥補動・謙譲 ⑦尊敬 ⑧尊敬「さす」用 ⑨補動・ ⑩断定「なり」用 ⑪尊敬 ⑫尊敬 ⑬完了「ぬ」用 ⑭尊敬「す」用 ⑮補動・尊敬 ⑯尊敬 ⑰接助(順接) ⑱尊敬 ⑲使役「さす」用 ⑳補動・

第三部

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