みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
1 ◦入試文法でる順 位の係り結びの中で、 や ・ か は①疑問、②反語の2つの意味をもって いる。そのどちらで使われているかの判断は文脈によるしかないが、 やはかは という形 で使われるとほとんどが反語の意味になる。 であろうか 、 いや 、そうとは限ら ない 。 10
例文②
例文①
係助詞 や か 文脈判断 月はくまなきをのみ見るものかは。 月は一点の曇りもない時にだけ眺めるべきもの ※文末にかがあり、結びない用法。 いづこの歌にかは、花に風をまち、月に雲をねがひたるはあらむ。 どこのだれの歌に、花の咲いている時に風の吹くのを待ち望み、月の照っている時に雲の出 るのを願うものがある だろうか 、 いや 、そんなものは ない 。 やはかはは反語! や ①疑問 か ②反語 やは ≒ 反語 「~だろうか、いや~ではない」 かは 訳 訳 ➡
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