みんゴロ古文読解
古文文法・虎の巻
助動詞なりの識別 巻きて文箱に入れてありと な 係助 む い 終 ふ な 伝・推「なり」体 る。 手紙を巻いて文箱に入れてある であった 。 す サ変・終 なり 伝聞推定 す サ変・体 る なり 断定 ➡ 11 男も す 終 な 伝・推 る 日記といふものを女もしてみむとて す 体 る な 断定 り 。 ◦ なり という助動詞は二つの意味がある。まずはこの二つをちゃんと識別して覚えること が大切だ。そのための最高の例文が「男もすなる」で始まる 『土佐日記』(作・紀貫之) の冒頭文だ。この一文をぜひ暗唱してしまおう! 。 「~にいる・~にある」となる場合がある。 ということだ 終 (ただしラ変型は連体形) 止形+なり 伝聞「~ということだ・~そうだ」 推定「~らし・~ようだ」 連体形 +なり 断定「~だ・である」 体言 ※存在を表し、 例文① にいた 人を、
例文②
訳 得てのちの こ 体言 と な 断定 り け 過去 り 。 契りを結んだ後のこと
訳 訳
例文③
その男の も 体言 と な
り け 過去 る 人を、 その男の所
断定の存在用法
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