みんゴロ古文読解

古文文法・虎の巻

12 ◦動詞の中でよく問われる下二段活用だが、さらに特殊な形で、たった三つしかないものと して 得 う ・ 寝 ぬ ・ 経 ふ が狙われる。この三つの下二段は語幹と語尾の区別がなく、現代語とは 違う活用をするので見てみよう。 狙われる下二段活用動詞 得 う ・寝 ぬ ・ 経 ふ !

特殊な下二段 活用動詞 ◦どれも連体形と已然形が間違えやすいがわかるかな? また活用の行にも注意で、 得 は ア行 、 寝 は ナ行 、 経 は ハ行 であって、決してラ行ではない! 得 う 得 え 得 え 得 う 得 う る 得 う れ 得 え よ × 得 え る・ 得 え れ 寝 ぬ 寝 ね 寝 ね 寝 ぬ 寝 ぬ る 寝 ぬ れ 寝 ね よ × 寝 ね る・ 寝 ね れ 経 ふ 経 へ 経 へ 経 ふ 経 ふ る 経 ふ れ 経 へ よ × 経 へ る・ 経 へ れ

例文①

※ 得

訳 ア・下二・用 てのちのことなりけり。 契りを結んだ後のことであった。

う はここでは「結婚する」の意味。

第一部

➡ 接続助詞 て は連用形に付くので 得 え は連用形。

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連体形 と 已然形 に注意!

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