みんゴロ古文読解

が~ので

」と

古文文法・虎の巻

例文① ので ◦実はこの「をみ語法」は を の部分がなくて、「 み 」だけでも  「が~ので」と訳すことがある。本文中の例がそれにあたる。 浅みこそ袖は漬つらめ あなたの流す涙の川 が 浅い ので 袖しか濡れないのでしょう。 ※形容詞浅しの語幹「浅」に接尾語みの付いたもの。 かずかずに思ひ思はず問ひがたみ 幾度も私を思ってくれるのかくれな かあなたに尋ねること が 難しい ので ※形容詞がたしの語幹「がた」に接尾語みの付いたもの。 ヲー、ミーが形容詞なので 例文② 例文③ 訳 訳 訳 ゴ 瀬 を 速 み が 川瀬の流れ

13 「をみ語法」はをがなくても成り立つ! ◦「をみ語法」とは、「瀬を速み」=「流れが速いので」のように、「を~み」=「 訳すものだが、実はこれがちょっとクセモノなのだ。 速い 形容詞の語幹 +

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