みんゴロ古文読解

(前略)   浅みこそ袖は漬つ ① らめ わづらひはべる。身さいはひあら ⑭ ば 、この雨はふら ⑮ じ 」といへりければ、例 の男、女にかはりてよみてやらす。 かずかずに思ひ思はず問ひがたみ身を知る雨はふり ⑯ ぞ まされ ⑰ る と と ⑦ なむ 。 男、文おこせたり。 ⑨ 得 てのちのこと ⑩ なり けり。「雨 いふ ⑧ なる ⑪ ふり ⑫ の ぬ ⑬ べき になむ見

② 頼ま ③ とよみてやれりければ、みのもかさも取りあへ ⑱ で 、しとどにぬれて ⑲ まどひ来 ⑳ に けり。

◆ 品詞分解チェック ④ いへ ⑤ り ければ、男いと ⑥ いたう めでて、いままで、巻きて文箱に入れてあり 涙川身さへながると聞か ば む

第一部

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⑨ア・下二・用 ⑩断定「なり」用 ⑪格助(主格) ⑫完了(強意)「ぬ」終 「り」体(結び)

⑲カ変・用 ⑳完了「ぬ」用

⑱接助(打消)

⑰完了(存続)

⑯係助(強意)

⑮打消推量「じ」終

⑬推量「べし」体 ⑭接助(仮定条件)

⑦係助(強意) ⑧伝聞「なり」体(結び)

③意志「む」終 ④ハ・四・已 ⑤完了「り」用 ⑥ク・形・用(ウ音便)

②接助(仮定条件)

①現在推量「らむ」已(結び)

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