みんゴロ古文読解

◆ 品詞分解チェック (前略) 「丹後へつかはしける人は参りたりや。

直 衣 と詠みかけける。 言ひて、返 かへし 歌 うた にも及ば ⑬ ず 、袖を引き放ちて逃げ ⑭ られ けり。 小式部これより歌詠みの世におぼえ ⑮ 出で来 にけり。これはうちまかせて、 きゃう の心には、これほどの歌、ただいま詠み出だす とは、知られ ける ⑩ 思はずに ⑪ やは ⑫ ある 。」とばかり 理運のことなれ ⑯ ども 、かの 卿

① いかに ② 心もとなく おぼす ③ らん 。」と 言ひ入れて、 局 つぼね の前を過ぎけるを、 御 み 簾 す よりなら ④ ばかり ⑤ 出で て、 ⑥ わづかに 、あさましくて、「こはいかに、かかるやう なほ し の袖を控へて 大江山いくのの道 ⑦ の ⑧ 遠けれ ⑨ ば まだふみもみず天 あま の橋 はし 立 だて

⑰ べし

⑱ ざり

⑲ や。

第一部

7

⑱打消「ず」用 ⑲断定「なり」用

⑰可能「べし」終

⑬打消「ず」用 ⑭尊敬「らる」用 ⑮カ変・用 ⑯接助(逆接確定条件)

⑪係助(反語) ⑫ラ変・体(結び)

⑩ナリ・形動・用

⑧ク・形・已 ⑨接助(確定条件)

⑦格助(主格)

④副助 ⑤ダ・下二・用 ⑥ナリ・形動・用

 (「いかに」の結び)

①副詞(疑問) ②ク・形容詞・用 ③現在推量「らん」体

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